1 歯と虫歯


歯は皆さんもよくご存じのとおり、図1の
様な形態をしており、その大部分はカル
シウムとリン酸によってできています。


エナメル質・・歯の表面を覆う体の中で最も硬い組織です。

歯髄・・神経や血管があり、歯の生命をつかさどります。

歯根膜・・セメント質と歯槽骨を結びつけます。食べ物の硬
    さを感じたり、クッションの役目をして歯を守ります。

象牙質・・歯の大部分を占め、外からの刺激を感じます。

セメント質・・歯と歯根膜を結びつけます。

歯槽骨・・歯を支えるアゴの骨です。

図1
                 
      
そして、学校病の代表とも言うべき虫歯は
図2の様にプラーク、歯質、糖分の3つの
条件が重なるとできやすく、他の病気と違
い、自然治癒のないのはよく知られており
ます。虫歯を予防する為には、この3つの
条件をクリアすればよいわけです。






             図2
                

                            

まず、糖分につきましては、成人の一日摂取量
は30〜40gで通常の食事でだいたい20gが摂
取され、間食やジュースなどの糖分量が問題と
なりますが、表1の様に他の国々の年間消費量
から比べると日本は約半分以下の値をとってお
ります。しかしながら、驚くことに日本人の虫歯
の数は他の国々の約2倍以上であり、歯質強
化について調べてみますと、他の国々と比べて
決定的に違う事が分かります。それは、児童の
フッ化物洗口や水道水へのフッ化物添加で、
“健康日本21”ではフッ化物配合歯磨剤の利用
が挙げられております。残るプラークにつきまし
ては、私達、歯科医の目から見ましてもかなり
良くなってきておりますが、全然磨かない子、磨
けてない子も相変わらず根強くおりますここでは
ブラッシングについて簡単にポイントだけお話し
ます。




  表1 
                              
                       ブラッシングのポイント
    ・ブラッシングの時間を作る(5分)
    ・磨く順序を決め、鏡を見ながら1歯(前歯は2歯)ずつ20回磨いては隣の歯に移ること。
     勿論、表側が終わったら裏側も忘れずに磨 いてください
    ・染め出しなどで、どこが磨けていないかを知っていただきたい。一般的に上顎の奥歯の 
     外側、下顎の内側そ して以外に磨けていないのはブラシを握る側の犬歯付近です


        
   
前歯、小臼歯は2歯、大臼歯は
1歯を1ブロックとして、同じブロ
ックを20回磨いてから隣に移り、
表が終わったら裏へと磨き残し
のない様、順番を決め、鏡を見な
がら磨くよう習慣つ゛けましょう。
歯並びが悪く凹凸のある場合や
前歯の裏側は、隅々まで歯ブラ
シが届くように歯ブラシをたてて
磨くと良く磨けます。


歯周病などで、歯肉と歯の間に溝(歯
周ポケット)ができている方は、歯に対
して45度の角度で歯ブラシを当てると
効果的です。



                

                                             次へ



トップへ
トップへ
戻る
戻る